「お知らせ君」は一人住まいの高齢者の危険を知らせる、孤独死などの事故を未然に防ぐ手立ての一策として考えた作品です(図1)。

図1●「お知らせ君」の全景
図1●「お知らせ君」の全景
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 高齢者に危険な事態が迫っていると思われる判断の手段として、24時間トイレに入っていない状態(あるいは24時間入ったままの状態)、24時間顔認識ができない状態、の二つを想定しました。前者については人感センサーで検知し、無線マイコンモジュールの「TWE-LITE DIP」でラズパイに送信します。後者については1時間おきにカメラを搭載して家の中を動き回り、顔認識の取得を図ります。

 これら両方の条件がそろったときは、前もって連絡先を登録しておいた携帯電話の発信ボタンを押して通知することを考えています。作品では、携帯電話の模擬的な押しボタンスイッチで代用しています(図2)。

図2●携帯電話は通話ボタンを押す機構を搭載
図2●携帯電話は通話ボタンを押す機構を搭載
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