知りたい地方の天気予報を問いかけると、インターネットで調べて、その地方のお国ことばで天気を教えてくれるロボット天気予報士です。ロボットの動作と連動して、予報を知らせる地方を地図上で指し示すようにしました(図1)。音声認識は特定の県名に対象を絞ることで早め、長くても5秒以内に予報ができます。
苦労した点は気象用語をお国ことばで読み上げることでした。地方出身の方にお願いして相当な数の単語を読み上げてもらいwavファイルとしてロボットに登録しています。HTTPプロトコルで気象データを配信しているサイトが少なく、ようやく見つけた気象サイトが閉鎖されてしまい、急きょ別の気象サイトを探してプログラムを作り直したりもしました(図2)。
使用した機材はRaspberry Pi 3とオーディオアンプ、ロボットは市販のRAPIROを使いました。ライブラリはJulius4.3.1(音声認識)、libcurl(HTTP通信)、ALSA(音声発生)などを使っています。