Raspberry Piを利用した3Dバーチャルリアリティー(VR)システムです。Raspberry Piと液晶ディスプレイを内蔵するゴーグル(図1)をかぶると、遠隔地に置いたカメラ(図2)を通して、その周りの様子を3D画像で見られます。頭を動かすとカメラが自動で動き、顔の向きと見られる3D画像が連動します。

図1●液晶ディスプレイと加速度センサーを搭載するゴーグル
図1●液晶ディスプレイと加速度センサーを搭載するゴーグル
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図2●目となるカメラと3軸ジンバル
図2●目となるカメラと3軸ジンバル
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 ゴーグルには加速度センサーが付いていて、その情報を「XBee」の無線モジュールを使ってカメラに送信します。カメラには2台のRaspberry Piと2台のカメラモジュールが入っていて、モーター(3軸ジンバル)を制御してカメラの向きを変えます。カメラのきょう体は、3Dプリンターで作りました。