ペンを運んでくれるロボットです(図1)。スペースキーを押すとペンを運んできてくれます。ペンを受け取った後に、頭のボタンを押すと元の位置に戻ります。タミヤのタンク工作基本セットを、Raspberry Pi 2 Model Bとモータードライバー(TOSHIBA TA7291P)で駆動しています。

図1●ペン立てロボットの構成要素
図1●ペン立てロボットの構成要素
走行部の電源を別途補うことで動作速度を上げている。
[画像のクリックで拡大表示]

 Pepper君みたいなロボットが作りたいと思い、ロボットの体は白い紙コップにしました。手が青いのはドラえもんを意識しています。目としてLEDを付け、動作中に光るようにしています。頭にはタクトスイッチのボタンを付け、押すと元の位置に戻る仕組みです。

 工夫したのは、単三の充電池を追加することで動きを速めたところです。最初に組み立てて動かしたとき、思ったよりゆっくりとしか動きませんでした。電池をもう1本追加したところ、気持ち良く動くようになりました。

 難しかったのは、モーターを動かす回路です。動き方を決め、Scratchでプログラミングするところまでは順調でしたが、そこでつまずきました。叔父にアドバイスしてもらいながら、母に手伝ってもらって作りました。

図2●ペン立てロボットの使い方
図2●ペン立てロボットの使い方
ラズパイにつないだキーボードのスペースキーを押すとペンを運んできてくれる。頭のボタンで感謝を伝えると、元の位置に戻る。動画はこちらで公開。
[画像のクリックで拡大表示]