家に放置されていた懐かしの黒電話のダイヤルをテンキーとして認識させ、Raspberry Pi 3 Model Bと組み合わせてBluetooth接続のキーボードとしてパソコンから利用可能にします(図1)。Raspberry PiのGPIOに黒電話を接続してダイヤルからの入力を解析し、Raspberry Piにつないだディスプレイに入力ダイアルの数字を表示するまでは完成しました。

図1●黒電話をパソコンのBluetooth接続キーボードとして認識させる
図1●黒電話をパソコンのBluetooth接続キーボードとして認識させる
[画像のクリックで拡大表示]

 そのRaspberry Pi自体をBluetoothデバイスとして認識させ、HIDプロファイルを利用してテンキー入力をパソコンに送信しようと試みました。しかし、Raspberry PiをBluetoothデバイスとして扱った例は意外と少なく、支援ツールもほとんどなく、Raspberry Piに載っているBluetoothモジュールを利用した例もありませんでした。

 そのため、手探り状態で開発を始めました。Node.jsを利用する方法も試しましたが、原因不明のエラーで動きませんでした。今後もBluetoothデバイスとして扱うためのアプリ開発には取り組んでいきたいと考えいます。