「berrySafe」は標的型攻撃メールに対応するメール端末のラズパイ用アプリケーションです。人に代わってメールを受信し、内容を判定してラベルを付け、危険なメールはPDF化したうえでチームウエアの「Slack」で受信者に通知します。受信者はPDFで安全に閲覧し、必要なものにだけ返事をすればすむ仕組みです(図1)。

図1●berrySafeの仕組み。危険なメールはPDF化してslackで受信者に通知する
図1●berrySafeの仕組み。危険なメールはPDF化してslackで受信者に通知する
[画像のクリックで拡大表示]

 変換されたPDFはURLがクリックできず、添付ファイルなども付かないので被害を抑えられます。費用的にもラズパイ一つで済むので安く抑えられます。

 職場でも標的型メールへの注意喚起の連絡が届くようになりましたが、怪しいメールの判断は大変です。そこで日頃いじっているラズパイによる対策を考えました。消費リソースも少なく、音楽再生やカメラ監視など、ほかの機能と一緒に動作可能です。