春や秋は、なるべく自然な風を感じながら寝たいと長年思っていました。そこで、窓の開閉機構と各種のセンサーを組み合わせ、夜でも安心して窓を開けたまま寝られる仕組みを作りました(図1)。

図1●センサーとRaspberry Pi 2で窓開けやエアコンを自動制御
図1●センサーとRaspberry Pi 2で窓開けやエアコンを自動制御
[画像のクリックで拡大表示]

 家屋の内外に設置した三つの温度センサーと、一つの湿度・気圧センサー、オープンデータから得られる外気温と天候の情報を組み合わせ、2カ所の換気扇と開閉窓を自動制御します(図2)。窓はオープンデータが雨天の場合や、動体センサーによる侵入者の検知があった場合は自動で閉じます。このほか、エアコンや扇風機も連動させています。

図2●パイプファンを屋根裏に設置。このために電気工事士を取得した
図2●パイプファンを屋根裏に設置。このために電気工事士を取得した
[画像のクリックで拡大表示]

 機械仕掛けの家にあこがれて、遠隔操作ができるエアコンや散水装置、照明などを使っていました。ただ、市販品ではできることも限られるため、自作を始めた次第です。窓の開閉機構は電工ドライバーを改造して自作しています(図3)。

図3●窓の電動開閉機構には電動ドライバーを改造して使った
図3●窓の電動開閉機構には電動ドライバーを改造して使った
[画像のクリックで拡大表示]