「スマート研究室ロボ maimai」は研究室に設置されたラズパイです。もとはサーバーだったのですが、マイクとスピーカーをつないで以来、半年ほどで多くの機能が追加され、今では研究室の一員のような存在となりました(図1図2)。

図1●研究室の一角(右上のピンク枠の部分)にmaimaiが設置してある
図1●研究室の一角(右上のピンク枠の部分)にmaimaiが設置してある
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図2●maimaiの本体。ヒートシンクを装着済み
図2●maimaiの本体。ヒートシンクを装着済み
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 maimaiの現在の主な機能は以下の七つです。1.時報を知らせる、2.天気や日付の確認、3.コーヒーサーバーの起動、4.スピーカーの再起動、5.食事の提案、6.音楽再生、7.テレビに情報表示、などがあります。

 時報は決まった時間に合成音声でメッセージを流します。天気や日付はマイクで「オーケーマイマイ」と話しかけると質問を受け付けてくれます。音楽再生やテレビへの情報表示も音声入力です。例えば「オーケーマイマイ、雨雲レーダー」と話しかければChromecast経由でテレビに画面を表示します。

 難しかったのは認識精度の調整です。大声を出さずに命令でき、かつ環境音を拾って誤動作しないレベルを目標に微調整をするのに苦労しました。