「Rapiro先生の英語レッスン」はロボットキット「Rapiro」とマイクロソフトの表情認識機能「Cognitive Service」を用いた、英会話のロボット先生です(図1)。定められた時刻に起動し、受講者の顔を認識してあいさつした後、レッスンを開始します。レッスンのメニューはすべて表情でコントロールできます。

図1●Rapiro先生の英語レッスン
図1●Rapiro先生の英語レッスン
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 図2がメニューの変遷です。例えば驚いた顔(surprise)をすれば単語の復習のメニューに入ります。メニューは七つ。例えば「ワールドニュース」はキーワードを問いかけると関連の英文ニュースを検索し、英文と和訳した結果を音読します。「英語の本読み」はカメラでとらえた英文をOCRして読み上げ、その後和訳を読み上げます。これらのレッスンは起こった顔をすると自動で終了します。

図2●表情によるメニュー変遷のループ
図2●表情によるメニュー変遷のループ
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 表情による操作は意外と正確に機能します。自分の発話を音声コマンドとして認識してしまうための、元は苦肉の策でした。機能を追加するうちに自分も英語を覚えてしまいました。