評価額10億ドル(約1000億円)を超える「ユニコーン企業」、フリマアプリのメルカリが世界に挑んでいる。今秋に米国で本格始動、英国への上陸も準備中だ。事業とIT、ともに世界を意識して進化する。一方、国内ではライバルが虎視眈々とその背を追う。
連載
メルカリ、世界に挑む
目次
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メルカリの死角を突け! フリル、楽天、ヤフーが目指す包囲網
世界を目指すメルカリだが、日本ではライバルたちが牙城切り崩しを狙う。フリマの元祖を自認するFablicは楽天の傘下入りを選択。資金力を背景に手数料無料などの策を打ち出した。C to C(消費者間取引)の草分けであるヤフーも事実上、フリマに参入した。果たしてメルカリの足下は盤石か。
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メルカリのITインフラを支える「SRE」、ソフトの力でハードを活かす
「SRE(Site Reliability Engineering)」。耳慣れないこの言葉が、メルカリのITインフラを理解するキーワードだ。目標はいつでも快適かつ安全な、「信頼できる」サービスの実現。ハードウエアが司るITインフラの力を、コーディングやソフトウエア構成の最適化で引き出す。視線の先に…
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「米国ファースト」のメルカリ、開発人員の9割充当、米国専用版も視野に
[第1回]
メルカリの勢いが止まらない。スマートフォン向けアプリのダウンロード数は日米を合わせて6000万件を超えた(2016年11月時点)。出品物の流通総額は月間100億円に達する。決算公告(第4期)によると同社の業績は、売上高が122億5600万円、営業利益が32億8600万円(いずれも日本単体)。売上高…
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