ソースネクストは2017年1月5日(現地時間)、米ラスベガスで開催中の「CES 2017」に出展し、スマート留守電アプリを米国市場に向けて発表した(写真1、2)。

写真1●CES 2017にソースネクストが出展(サテライトイベント「Digital Experience」のブース風景)
写真1●CES 2017にソースネクストが出展(サテライトイベント「Digital Experience」のブース風景)
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写真2●テキスト化した留守電をアプリで表示した様子
写真2●テキスト化した留守電をアプリで表示した様子
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 スマート留守電は、不在時の音声着信をソースネクストが用意した専用の電話番号に転送することで、留守番電話を録音するサービス。録音内容をテキストに変換し、メッセージで受け取る機能が特徴になる。ユーザーが現在使用中の電話番号を変更する必要はなく、転送設定のみで開始できる。

 日本で「スマート留守電」として展開してきたサービスを、米国では「iGotcha」の名前で展開する。米国展開にあたり、新たに多言語に対応。米国とインドの英語、スペインとメキシコのスペイン語、中国と台湾のマンダリン、フランス語、ドイツ語、韓国語、広東語、日本語の合計11言語に対応した(写真3)。

写真3●複数の言語に対応する
写真3●複数の言語に対応する
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 また、新機能として留守電内容の通知をメールやSMSだけでなく、米国版ではFacebook Messengerでも受けられるようになった。今後は日本版でもLINEなどへの対応を検討しているという(写真4)。

写真4●メールとSMSに加え、Facebook Messengerによる通知にも対応
写真4●メールとSMSに加え、Facebook Messengerによる通知にも対応
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 具体的な利用シーンとして、「飛行機の中などで電話を受けられない状況でも、機内Wi-Fiでネットにつながっていれば、Messengerからの通知で留守電の内容を知ることができる。折り返しの電話はできないが、必要に応じてメールやMessengerで返信できる」(ソースネクスト代表取締役社長の松田憲幸氏)と説明した。