中国ZTEは2017年1月4日(現地時間)、米ラスベガスで「CES 2017」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、米国市場などに向けたスマートフォンの新製品を発表した。

 プレスカンファレンスには、ZTE USAのCEOであるLixin Cheng氏が登壇。2016年は米国市場でも高価格帯の端末を投入し、米国のプリペイドやSIMフリー端末市場では2位、携帯電話市場全体では4位のシェアを獲得したという(写真1)。

写真1●ZTE USA CEOのLixin Cheng氏
写真1●ZTE USA CEOのLixin Cheng氏
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 2007年に米国市場で初めて携帯電話を発売した後、ZTEは継続的に製品を投入しており、米国におけるコンポーネントや知的財産(IP)への支出額は累計258億ドルとの数字を挙げた。米国の販売チャネルでは合計79モデルを販売しており、3300万人のアクティブユーザーがZTEのスマートフォンを日常的に使っているという。「ZTEとして最も重要な市場である米国に、今後も継続的にコミットしていく」(Cheng氏)と強調した。

 米国市場のユーザーの評価としてニールセンによる調査を引用し、使いやすさやユーザーインタフェースの点で高いスコアを獲得したこと、ブランドのユニークさや成長性、コストパフォーマンスの点でも高い評価を得ていることをアピールした(写真2)。

写真2●ニールセンの調査で高評価を獲得
写真2●ニールセンの調査で高評価を獲得
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 また、グローバルでは「端末メーカーとしてだけでなく、エンドツーエンドのソリューションプロバイダーとしても認知されている。5Gにおけるメジャープレイヤーの1社でもあり、研究開発への投資により5Gへの移行をリードしていく」(Chang氏)と語った(写真3)。