中国レノボは2017年1月3日、米ラスベガスで開催している「CES 2017」のプレイベントに出展し、音声で家庭内の機器を操作するデバイス「Lenovo Smart Assistant」などの新製品を発表した。

 「Lenovo Smart Assistant」は、家庭用のスマートアシスタントデバイス(写真1)。開発にあたっては米Amazon.comとコラボレーションした。音声コマンドで様々な機能を利用できる「Amazon Alexa」に対応する。

写真1●Lenovo Smart Assistant
写真1●Lenovo Smart Assistant
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 音声コマンドで利用できる機能としては、Web検索や音楽再生、リスト作成やカレンダーなど。クラウドから提供するAlexaの機能強化に応じて、Lenovo Smart Assistantで利用できる機能も強化されるとした。また、レノボ製のスマートホームデバイスの制御にも対応する。

 本体には、合計8個の360度(Far Field)マイクを搭載(写真2)。ノイズ除去やエコーキャンセル機能を備え、最大5メートルの距離からユーザーの音声コマンドを認識できる。自宅外からは、iOSまたはAndroid用のAmazon Alexaアプリを使って操作する。

写真2●8個のマイクでユーザーの音声コマンドを認識
写真2●8個のマイクでユーザーの音声コマンドを認識
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 本体には5ワットのスピーカーに加え、10ワットのウーファーを搭載。重量は760g。通信機能としてはWi-FiおよびBluetooth 4.0に対応。プロセッサーとしてIntel Celeron N3060、メモリーは2GB、ストレージは8GBを搭載する。

 本体カラーはライトグレー、グリーン、オレンジの3色。ほかに上位モデルとしてスピーカーを強化した「Harman Kardon」モデル(ダークグレー)も用意する(写真3)。

写真3●Harman Kardonモデル
写真3●Harman Kardonモデル
(出所:中国レノボ)
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 米国におけるLenovo Smart Assistantの価格は129.99ドルから、Harman Kardonモデルは179.99ドルから。いずれも2017年5月に発売を予定する。