2016年の「システム」分野のランキング上位には、Windows 10関連記事がずらりと並んだ。無償アップグレード期限が2016年7月に迫る中、アップグレードすべきかどうかで悩んだ読者の多さがうかがえる。
最も読まれた記事は、「Windows 10にアップグレードする前に知るべき6つの事柄」。Windows 10へのアップグレードを検討している読者に向けて書かれた記事だ。「1.アップグレード対象機種かどうかを確認する」「2.『リカバリーディスク』は必ず作成すること」など、アップグレード前に知るべき6つのポイントを解説した。
無償アップグレード期限を前に、Windows新バージョンへの期待と不安が交錯したようだ。「『アップグレードが怖い』、やっぱり現場のみんなが感じてたWindows 10の不安」も3位に続き、不安を募らせる読者の共感を呼んだ。また「Windows 10にアップグレードする」や「無償アップグレード終了間近! Windows 10にすべき理由は?」、「期待しすぎたWindows 10の1周年アップデート」など、トップ10に5本のWindows 10アップグレード記事がランクインした。
Windows 10以外の記事では、「『ふざけんじゃねえよ』、3次請けが2次請けに切れた話」や「『電車に乗ろうとすると気持ちが悪くなるんだ』、現場に来られなくなった話」など、赤 俊哉氏の連載「どんづまりから見上げた空 ~ 我がITサバイバル年代記」が好評だった。下請階層構造が根強く残るIT業界において、下位の開発会社に勤務する筆者がその理不尽さを描いたもの。多くの共感を呼んだのが分かる。