年末年始なのでいつもの連載とはちょっと趣向を変えて、「電動スケーター」を紹介する。耳慣れないキーワードだと思う方も少なくないだろうが、世間では「ミニセグウェイ」とか「電動スケートボード」などとも呼ばれている。

 僕が、初めて見かけたのは数年前、米国でのこと。親子で乗っている様子に衝撃を受けた。ちょっと未来の乗り物っぽく、とても楽に移動できるように感じたのだ。

 何となく頭に引っかかっていたのだが、その後日本でも「KINTONE」が買えるようになったので、借りてみることにした。直販価格は、税込み4万8900円と、思ったよりも高くない。中国のメーカーが製造し、国内ではEarth Shipが販売する。借りたのは新モデルだし、米国で見かけた乗り物とは基本的に似ているが、同じではない。

 実際に自分で乗ってみる前は、簡単に乗れてとても楽しそうだというイメージだった。実は借りる段階でも気軽に申し込んだわけだが、その思惑はあとで大きく外れることになる。なんと大変だったことか。

 まずは、製品を紹介していこう。

今回借りた「KINTONE」は2016年末時点での最新モデルだ。(撮影:アバンギャルド)
今回借りた「KINTONE」は2016年末時点での最新モデルだ。(撮影:アバンギャルド)
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