「ネットワーク」を日頃から使っているものの、実体はどんなものかとらえにくい。何となく“つながっているもの”という認識はあっても、具体的なイメージが浮かびにくいからだ。そこで今回は、ネットワークを構成する様々なネットワーク機器を図鑑風に紹介する。それぞれのネットワーク機器に割り当てられた役割から、ネットワークが提供する機能を理解していこう。
ネットワーク図鑑
目次
-
ほとんどの人が見たことのない「コアスイッチ」、その正体は?
主要な通信が経由する企業ネットの“背骨”
コアスイッチは、ディストリビューションスイッチからの接続を収容し、サーバー群やインターネットへ抜けるゲートウエイ装置と接続する。
-
フロアにある謎のネットワーク機器の役割とは?
アクセススイッチを集約し、基幹ネットに接続
ディストリビューションスイッチは、多数のアクセススイッチを集約するための機器だ。
-
あなたのパソコン、どこにつながっている?
パソコンなどをまとめてネットワークへと導く「アクセススイッチ」
アクセススイッチはパソコンなどの端末をネットワークに接続するための機器だ。
-
企業のストレージは個人使用のNASとは違うの?
可用性と信頼性高めデータを共有
ストレージは、データを保存する専用の装置。大容量のディスクドライブを複数台のサーバーで共有したり、高信頼、高性能な保存領域を利用したりできる。
-
仮想化のその先へ、サーバーに求められるのは?
ハードとソフトを組み合わせて実現するサーバーに求められる最新技術
コンピュータシステムは、サービスを利用する側(クライアント)と提供する側(サーバー)から成り立っている。例えば「Google」の検索エンジンであれば、パソコンのWebブラウザーが米グーグルが用意するサーバーにアクセスして情報を得る。
-
意外に知らないネットワークの陰の主役とは?
死活監視と負荷分散でサーバーの可用性を高める
ロードバランサーとはその名の通り、サーバーにかかる負荷を分散する装置だ。主に使われるのはWebサーバーのロードバランサーである。インターネット向けのサービスを提供する企業などでは必須の機器だ。
-
企業ネットワークの安全を守る、その役割を担うのは?
インターネットと社内LANを結び安全に注力
ゲートウエイ機器は「インターネットの出入口」に設置する。主に社内ネットワークと社外(インターネット)を「つなぐ」役割と、社外からの侵入や攻撃から社内ネットワークの「安全」を担保する大きく二つの役割がある。
-
企業で無線LANを安定して使うには?
スマートデバイス急増で大規模化が進む
企業で使う無線LANと、家庭用無線LANにおける最大の違いは、大量のユーザーが同時に利用しても安定して使えるように配慮している点だ。このため、単独の無線LANアクセスポイント(AP)を使うことはまずなく、コントローラーと併用するのが基本だ。
-
企業ネットワークのバックボーンエリアって何?
企業ネットワークを、ユーザー接続エリア、インターネット接続エリア、サーバーエリア、バックボーンエリアの四つに分類したとき、バックボーンエリアは、残り三つのエリアを結ぶ、文字通り背骨のような基幹機能を果たすエリアだ。
-
企業システムの中核部分サーバーエリア
3番めに紹介するのがサーバーエリアだ。このエリアにはサーバー群を集中して設置する。企業における重要なデータや情報システム、基幹システムなどが動く、システムの「本丸」だ。
-
社内LANを社外へ導くインターネット接続エリア
企業内のネットワークも、インターネットに接続する場合はISPに接続する。その際、社内ネットワークとインターネットを接続する仲介役となる機器が必要だ。
-
パソコンなどの端末を接続するユーザー接続エリア
業務で使うネットワークでは、適切なルールでエリアを分けてノードを置く。ノードにはエリアで必要な仕事しかさせないようにする。企業ネットワークの場合「ユーザー接続エリア」「インターネット接続エリア」「サーバーエリア」に分けると理解しやすい。ユーザー接続エリアでは、ユーザーが使用するパソコンやタブレット…
日経クロステック Special
What's New
経営
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- DXを成功に導くITインフラとは?
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- 地域創生で重要になる「事業化」の視点とは
- ERPプロジェクト≫IT人財の必須条件は
- 先進都市対談>生成AIは行政DXの切札?
- 多様化する地域の課題解決に向けて議論
- 地域×テクノロジーでミライを共創する
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- 役所文化の変革!奈良市のデジタル市役所
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- イノベーションの起爆剤
- 東芝が描くDXの道筋とその先の未来とは
- 石戸氏に聞く。生成AIを教育で使うには
- 次世代技術をもっとリアルに体感したいなら
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- ファンケルの躍進を支えたMAの徹底活用術
- 経営戦略と連動したシステムのあるべき姿
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化
- ServiceNowでDXを加速≫方法は