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経営の本音

「のび太である我々の創造力が問われている」、SAPジャパン社長(上)

SAPジャパン 代表取締役社長 福田譲氏

戸川 尚樹=ITpro 兼 日経ITイノベーターズ、山崎 洋一=日経コンピュータ 2016/12/19 ITpro

 「ERP一本槍の企業だったが、最近は“非ERP事業”を急速に成長させている」と富士通の幹部が注目するなど、事業構造改革を続けている欧州SAP。独アディダスや米UPSなどの大手顧客企業に対して、新しいデジタルサービスの実現を支援する事業を拡大させている。日本市場はどうか。SAPジャパンの福田譲代表取締役社長に、強みや課題などについて聞いた。

(聞き手は戸川 尚樹=ITpro編集長、編集は山崎 洋一=日経コンピュータ)


SAPジャパンの2015年度(2015年1~12月)の売上高は、前年比6%増の6億3600万ユーロ(1ユーロ122円換算で776億円)でした。2016年度の業績の見通しは。

 具体的な数字は言えませんが、極めて堅調です。ワールドワイドと同様に、順調だということです。

 特にクラウドサービス分野の成長率は、マーケットの期待値どおりか、それ以上です。グローバルの中期経営計画では、2018年にはクラウドサービスのビジネスの規模が、ERPパッケージのライセンス販売ビジネスを超えるとしています。

SAPジャパン 代表取締役社長 福田譲氏
1997年4月、SAPジャパンに入社。プロセス製造業の大手顧客を担当し、ERP導入による業務改革(BPR)などを担当。2002年4月以降、素材・エネルギー業界担当、流通業界担当、中堅企業担当の営業部を歴任。2007年、新規事業を統括するバイスプレジデントに就任。2011年から、特定戦略顧客、流通・サービス業、通信・メディア業、プロセス製造業等の営業部門を歴任。2014年7月から現職。(撮影:陶山 勉、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

 ただし日本法人がグローバルの業績と違う点が二つあります。一つは、ERPパッケージのライセンス販売収入が2ケタ成長を遂げていること。もう一つは、クラウドサービス事業の元の規模が小さいこともあって、3ケタの成長を続けていることです。

 SAPジャパンの中期経営計画では、クラウドサービスの売り上げがERPパッケージのライセンス販売の売り上げを逆転するのは2020年としています。2年遅れでグローバルと同じレベルにいくのは、悪くないペースだと思っています。

現在のSAPジャパンの強みは何ですか。

 「3セット」「人」「グローバル」です。3セットとは、物事を変えるために不可欠なツールセット、スキルセット、マインドセットのことです。

 ツールセットとは、世界最大のソフトウエア群を持っているということです。人間の英知を結集したソフトを世界一数多く持っていて、それを提供できているのが当社だと自負しています。

 スキルセットとは、デザイン思考を備えた人材を抱えているということです。当社は多額を投じて、デザイン思考を全社に導入し、それを全社員が身に付けたことは非常に大きなアドバンテージだと考えています。

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