消費者向けネット販売が伸び続け、企業間取引では在庫を減らすため多頻度配送が求められる。このしわ寄せを受けるのが物流センター。既に人材不足は深刻で、さらなる物量増加に対応できない。そこで注目されるのが「ロボット」だ。手作業を置き換えて、生産性と正確性を追求。「人員ゼロ」を目指す企業も登場している。新たな働き手であるロボットを生かすには、人の協力が欠かせない。先進企業の物流現場で活躍する、ロボットたちの働きぶりに迫る。
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物流現場の新型ロボット
目次
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ラストワンマイルはロボットやドローンがお届け、楽天などが開始
人手不足が深刻な「出荷・配送」の工程では、ロボットに期待がかかる。物流拠点から顧客の玄関先までのラストワンマイルを、ドローンやロボットカーで無人配送する。
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アスクルや独DHL、究極の「手作業」をロボットに任せる
商品をつかんでピッキングする作業そのものをロボットに任せる試みが始まっている。まだ実用化の一歩手前だが、「人並み」に動かすための技術革新が進んでいる。
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日立物流、「棚」が動いて作業者の前まで来てくれる
ピッキング作業には「移動」という動作が伴う。これまでは人が倉庫内を歩いて商品を取り出したり詰めたりしていたが、この常識が変わる。ロボットを備えた倉庫では人は歩かない。棚や商品が作業者の目の前までやって来る。
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富士物流、RFIDとロボットが棚卸しの重荷を肩代わり
物流業務には「保管」「移動」「ピッキング」「出荷・配送」の4つがあり、それぞれでロボットが活躍する。富士物流は時間も労力もかかる保管の棚卸し業務をロボットに任せた。
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東邦薬品のロボット物流現場、“時給”950円で出荷精度99.999991%
医薬品卸売業の東邦薬品が2014年1月に開設した物流センターでは、合計21台のロボットが全12工程のうち4工程をこなす。このほか3工程を自動化し、手作業は5工程まで減った。
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