トヨタ自動車の工場といえば、「JIT(ジャスト・イン・タイム)」でのものづくりが有名だ。ところが車両が工場を出た後、販売店で顧客に納車されるまでの間には多くの滞留(ムダ)が存在する。そこでトヨタは販売店と共同で「TSL(トヨタ販売物流改善)」と呼ばれる物流改革を推進中だ。名古屋トヨペットを舞台に、JITとIoT(モノのインターネット)を融合したTSLに挑む現場をリポートする。