IT製品とサービスを提供するベンダーに対する評価を調べた「顧客満足度調査」は今回で21回目になる。結果に如実に表れたのは、「頼られるベンダー」の条件が変化していることだ。
従来のように、多くの部門のトップを大手ITベンダーが独占できなくなり、群雄割拠の様相が濃くなった。品質よりもスピード、セキュリティ重視など、ユーザーがベンダーに何を求めるかも変化している。
IT製品とサービスを提供するベンダーに対する評価を調べた「顧客満足度調査」は今回で21回目になる。結果に如実に表れたのは、「頼られるベンダー」の条件が変化していることだ。
従来のように、多くの部門のトップを大手ITベンダーが独占できなくなり、群雄割拠の様相が濃くなった。品質よりもスピード、セキュリティ重視など、ユーザーがベンダーに何を求めるかも変化している。
端末分野では、スマートフォンとタブレットの両部門をApple Japanが制した。PCではデスクトップPCで日本HP、ノートPCでデルがそれぞれ首位だった。
ソフトウエア部門は2~3社が接戦を繰り広げる部門が目立った。新たに設けたCRM/SFAソフト部門は富士通が首位に立った。
ハードウエア部門では日本IBMが2冠を達成。国産勢ではNECがPCサーバー、日立製作所がストレージでそれぞれ首位に立った。
サービス分野では「クラウド基盤サービス」部門を新設。既存部門では2冠を達成する企業があるなど、安定感を発揮する企業が目立った。
日経コンピュータが毎年実施している「顧客満足度調査」の結果が判明した。各分野で、上位ベンダー間の争いは依然として激しい。首位と2位の差が3ポイント以下の部門が半数を占める。NEC、日立製作所、富士通、日本IBMといった大手IT企業は、強みとする部門でそれぞれ1位を獲得した。