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10人のIT部門が消滅~ひとり情シス顛末記

「ひとり情シス」セカンドシーズン開始、読者の批判にも答える

成瀬 雅光 2017/03/21 ITpro

 某製造業の現役IT担当者が、「10人の人員を抱えたIT部門がリストラで消滅」という衝撃の実体験を基に、IT部門やエンジニアの新たな在り方を提起した「ひとり情シス顛末記」。ITproで2016年10月から12月に連載したところ、読者から大反響を得た。その「ひとり情シス顛末記」の連載を、今回からセカンドシーズン(第2弾)として再開する。

 著者はIT部門の消滅後、たった一人のIT担当者、いわゆる「ひとり情シス」としてIT部門の役割を一手に担い、たった一人で200台以上のサーバーを管理し、業務システムも内製できる体制を築き上げた。その苦闘の日々を記した「ひとり情シス顛末記」の記事に対して、2016年末に読者にアンケートを求めたところ、300人以上から賞賛、疑問、賛同、非難などの意見が寄せられた。

 「ひとり情シス顛末記」のセカンドシーズンでは、今回まずアンケートの結果を報告し、次回以降、寄せられた読者の意見や疑問に対して著者が答える形で、ひとり情シス、あるいは「ソロインテグレータ(何でもやる多能工エンジニア)」などの可能性、そして“楽しさ”について言及する。

 まず「ひとり情シス顛末記」について、おさらいをしておこう。ピーク時には10人もいたIT部門は、景気低迷とコスト削減の影響を受けて人員削減を繰り返した結果、まさかの消滅という事態に立ち至った。私は他部門の居候となり、残された200台のサーバーを一人で管理することに。しかし、機器の老朽化によるトラブルは増すばかり、維持するだけでも手一杯の状態になる。

 利用部門はITに関する相談先を失い、IT活用どころか、ちょっとした不都合すら解決できない状況となった。企業にとって重要なIT環境がこんな状態でよいはずはないと考え、IT部門の復活を目指し情報発信と試行錯誤を繰り返す。しかし、情報は経営層に上がらず、2回にわたる経営層への直談判も自分の立場を悪化させるだけであった。

 誰からも協力を得られず絶望感を味わいながら、私はこの会社での最後の挑戦を決意した。やけくそ気味の「一人で全部やればいいんでしょ」がひとり情シスの始まりだった。その際に洗い出した課題は200以上にもなり、課題の解決に向けて地道な活動を始めた。

 インターネットには、技術の進歩と先人たちが残した知恵にあふれていた。その恩恵を受けることで、お金が無くてもいろんなことが解決できた。仕事でちょっとした効率化ができたことで少し余裕が生まれ、その余裕を使って更なる効率化が進むという好循環に変わっていった。

 いくつかのチャンスを得て、老朽化した200台の物理サーバーを仮想化し、ITベンダーに管理を丸投げしていたデータベースを取り戻し、業務システムの内製、自動化・効率化を進め、仕事の範囲と役割の拡大を続けた。しかし、ここまでやっても、ITや私に対する社内の意識や評価は変わらなかった。

 ひとり運営も安定し始めた頃、たまたま受けた人間ドックで病気が発覚、手術と入院で3カ月はまともに会社に行けない状態になった。社内ではシステムが止まると騒ぎになったが、実際には業務に影響を及ぼすような事態にはならなかった。その後、念願のIT部員を迎え、長かったひとり情シスから脱却することになった。

 以上が「ひとり情シス顛末記」のあらすじである。この連載を読んでいただいた読者にアンケートを実施したところ、多くの意見や質問が寄せられた。そこで「ひとり情シス顛末記」のセカンドシーズンとして、読者の皆さんの疑問に答えることにしたい。

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