米国シリコンバレーはもちろん日本でも、斬新なオフィスを構えるIT企業が多い。社員食堂を充実させたり、オフィス内にリラックスできる環境を用意したり、様々な工夫をしている。
日本のIT企業各社のランチ事情や職場環境がどのようになっているのか、じっくりのぞいてみたい。
米国シリコンバレーはもちろん日本でも、斬新なオフィスを構えるIT企業が多い。社員食堂を充実させたり、オフィス内にリラックスできる環境を用意したり、様々な工夫をしている。
日本のIT企業各社のランチ事情や職場環境がどのようになっているのか、じっくりのぞいてみたい。
住環境についてのWebサイト開設記念イベントで、『社食を通じてみる、新しい場のつくり方』という題でトークセッションが開催された。最近のIT企業では、さまざまなスタイルで、こだわった食事や心地良さを重視した空間設計に取り組んでいる。
今回紹介するのは、日立製作所の社食だ。グループで約3万7000人が働く大企業の社員食堂では、どんな食事が食べられるのだろう。東京・品川にあるオフィスを訪問した。こちらの社食はリニューアルしたばかりだ。
料理レシピの投稿・検索サービスを手掛けるクックパッドには、「社員食堂」はない。その代わりに同社らしく、「社員共用キッチン」を設けている。東京・恵比寿にある同社の受付に足を運ぶと、そのすぐ隣にある「キッチン&ラウンジ」が目に入る。
フェイスブック ジャパンの本社オフィスは、東京・六本木にある。平日は午前8時から11時頃まで、パン類やごはん、フルーツ、スムージーなどを、11時頃からは野菜スティックやサラダ、おにぎりなどを提供。月~金曜日の11時30分~13時に、メニューに沿った昼の軽食を提供している。
ヤフーが本社を六本木から紀尾井町に移したのは、2016年10月のこと。新しい本社は、東京メトロ永田町駅直結の東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワーの中にあり、グループ企業併せて約6800人が働いている。社員食堂は11階と17階の2カ所にある。
日本ヒューレット・パッカードの本社ビルには、「日本ヒューレット・パッカード」と「日本HP」の2つの企業が入居し、ビル内では5000人ほどの社員が働く。両社の社員食堂は、8階のワンフロアすべてを使用。座席数は1190席と広大だ。
楽天の本社は、東急「二子玉川駅」より徒歩4分の地にある、その名も「楽天クリムゾンハウス」だ。2015年8月に品川から移転してきた。今回は楽天の社食を訪問する。何と楽天の社食は、楽天グループ社員も含め、1日3食とも無料なのだ!
日本オラクルが2008年から構える本社オフィスに社員食堂を設けたのは、2016年10月のことだ。日本オラクルでは、社食を「カフェテリア」と呼んでいる。22階にあり、午前8時から午後8時まで、食事や飲み物を提供している。ランチならワンコインで食べられる。
社員食堂は「食事をとる」という目的以外にも、社員同士のコミュニケーションを図るための場として重宝されているようだ。中には、社食とはちょっと異なる飲食スペースを設ける企業もある。そんな企業の一つが、グループウエアを手掛けるサイボウズだ。
今回は、インターネット通販やクラウドサービスでお馴染み米アマゾン・ドット・コムの日本法人を訪問した。オフィスは、目黒雅叙園に隣接する目黒雅叙園アルコタワー・アネックス内にある。社員食堂「a2z」は同ビル3階に位置する。座席数は約120席だ。
社員食堂というと、「値段は安いが味はそこそこ」といった印象はないだろうか。しかし近年は、そんなイメージを覆す社食が数多く出てきている。今回は、携帯電話事業や通信事業を手掛けるソフトバンク株式会社を訪ねた。