IoT(インターネット・オブ・シングス)は確実に全産業を飲み込む革命になる。この思いを強くしている。日経コンピュータ読者からも、IoTをテーマにした記事への要望は高い。

 米アマゾン・ドット・コム、米グーグル、米フェイスブックといった巨大企業は全て、1990年代後半からのネット革命で生まれた。既存の産業への破壊的な影響力は指摘する間でもないだろう。わずか20年で社会は劇的にかわった。

写真●日経コンピュータ中村建助編集長がIoTの最新事情について語りつくします
写真●日経コンピュータ中村建助編集長がIoTの最新事情について語りつくします
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 IoTによる革命はさらに幅広く全産業に及ぶ。関連技術でいえば、ロボット、ドローン(無人飛行機)、自動運転といった話題を目にしない日はないほどだ。これら三つの技術だけでも、雇用、労働、生産、移動、物流に大きな影響を与えるのは確実だ。

 現実は動き始めている。IoTの自動車のリース、カギになるスマートフォン、健康状態を測定するトイレ、センサーを使った省電力化、など、既にさまざまな事例が登場している。IoT革命に乗り遅れれば、没落するだけだ。

 記事で紹介したIoT革命について、2016年10月19日から10月21日まで、東京ビッグサイトにて開催されるITpro EXPO 2016で講演する。10月19日(水)12:00~12:30まで、場所は展示会場内のメインシアターだ。来場事前登録をしていただき、ぜひ会場に足を運んでいただきたい。