アップル製品を9インチMacの頃から20年来使い続けている筆者のメインのスマートフォンは、やはりiPhoneだ。三度の飯よりモバイルデバイスが好きな筆者は、AndroidやWindows Phoneなどももちろん併用するものの、電話やテキストメッセージをはじめとする連絡や、SNSでの交流、普段の軽い情報収集などは、iPhoneで行っている。

 アップルの提供する機器は、他に比べてどこか人間的で温かみがあり、使いやすいと思っている。特にいつでも持ち歩いてしょっちゅう使うスマートフォンにおいては、iPhoneが直感的に使えて勝手も良いので、人にも薦めている。そういえば最近、80歳の母親のガラケーが壊れたのでiPhoneを持たせたら、そこそこ使えるのが分かり、驚きだった。

 筆者が現在、メインに使っている機種は、今年3月に発売された4インチタイプのiPhone SEだ(母との連絡用にiPhone 5sも併用してはいる)。スマホはその「進化」につれ、画面もきょう体も大きくなる傾向があるが、携帯性や操作性などの点から小さめのコンパクトなタイプを好む筆者に、小さめでもパフォーマンスがそこそこ良い、うってつけのモデルが出た、と喜び勇んで入手した。

筆者のメインスマホであるiPhone SE。小さめの筐体が気に入っている。なお、この写真を撮ったときは小雨模様。やはり新iPhoneの防沫/防水機能が欲しいと思った
筆者のメインスマホであるiPhone SE。小さめの筐体が気に入っている。なお、この写真を撮ったときは小雨模様。やはり新iPhoneの防沫/防水機能が欲しいと思った
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 ところで筆者は、スマートフォンなどのIT機器については、スペックや電池の持ちなどのパフォーマンスが良いに越したことはない、と思っている。どんなに使い慣れた、気に入ったスマホでも、もっと素早く動くものや通信速度の速いもの、電池の持ちの良いものにはかなわない。

 OSがバージョンアップするにつれ、アプリが新しくなるにつれ、新機能が加わるにつれ、さらなるスペックが要求される。いつも持ち歩いて使うスマートフォン、やりたいことがすぐできなければイライラする。どんなにデザインや使い勝手が気に入っているスマートフォンも、パフォーマンスが良いものに替えればその快適さに慣れ、前のスマホへの愛着などほぼ消えてしまう。筆者はこれまで、そうしてどんどん新しいスマートフォンを手に入れてきた。