「優秀なプロジェクトマネジャーや本物のITアーキテクトが育たない」。そんな悩みにズバリお答えするコラム。多くの若手を育ててきた日立製作所の初田賢司氏が、大規模案件を任せられるプロマネの育て方、技術オタクからの脱却の方法、若手ホープの正しい登用ノウハウなど、真の人材開発の在り方を初めて明かす。
初田賢司のプロフェッショナル指南所 一流の流儀
目次
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“自称プロ”はいらない、ITエンジニアはモラルと公益を高めよ
ITエンジニアの地位向上には「自称プロフェッショナル」ではなく、社会からも認知される必要がある。本コラムでは、さまざまな分野のプロフェッショナルを取り上げ、ITエンジニアと比較しながら「一流の流儀」を考えてきた。今回は、プロフェッショナルの歴史を振り返り、その役割の変化について考えてみたい。
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若いうちの基礎固め、混乱現場は向かない
スポーツならコーチや上級者のアドバイスを受けながら反復練習する、医師なら大学やインターンを通じて基礎を固める。何事も基礎がしっかりできていることが大切だ。では、ITエンジニアはどうだろうか。今回は、プロフェッショナルを志す若手エンジニアに向けて基礎の固め方を取り上げる。
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センスや資質ではない、「大規模」を仕切るプロ
筆者はプロジェクトマネジャー(プロマネ)の育成に携わって15年になる。社内の認定制度や教育体系の構築を手掛ける一方、自社のトップクラスのプロマネとも面談を重ねた。その中で感じた一番の課題は「大規模プロジェクトを担当できるプロマネをどう育成するか」だった。
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「同じ味」ではダメ、継承と革新を続けよ
筆者はウィスキーをたしなむが、この世界にもプロフェッショナルがいる。その一人が、サントリースピリッツの名誉チーフブレンダー・輿水精一さんだ。昨年、日本人として初めてウィスキー殿堂入りを果たしたので、ご存じの方も多いと思う。
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振り返りで成長するプロ棋士の感想戦に学べ
将棋のテレビを見ていると、対局後に棋士同士が開始から終了までを再現する「感想戦」をしているのが分かる。時には解説者も加わり、打った手の良しあしや、最善手を話す。プロ棋士のほとんどは、その対局の棋譜を記憶しているそうで、これにはとても感心する。感想戦はもはやプロ公式戦では定例化。結果を踏まえて振り返…
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他者から学ぶ時は「異中の同、同中の異」の視点で
筆者はPMOでプロジェクトマネジメント関連の技術開発を生業としている。そのため業界や他業種の動向に敏感にならざるを得ない。プロフェッショナルにとっても「他者から学ぶ」ことは非常に重要だ。
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一流の上をいく超一流、イチローから学ぶもの
研修などで「プロフェッショナルというと誰をイメージする?」と聞くと、イチロー選手という答えが圧倒的に多い。筆者もファンの一人だ。卓越した高度な技術と実績、それに考え方や行動様式、どれをとってもプロフェッショナルのイメージにふさわしい。
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