中国ファーウェイは2016年9月1日、ドイツ・ベルリンで開催される家電見本市「IFA 2016」に先駆けてプレスカンファレンスを開催し、スマートフォンの新製品「HUAWEI nova」シリーズを発表した(写真1)。

写真1●ファーウェイが「HUAWEI nova」シリーズを発表
写真1●ファーウェイが「HUAWEI nova」シリーズを発表
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 発表イベントには、ファーウェイ コンシューマービジネスグループ CEO(最高経営責任者)のリチャード・ユー氏が登壇。「過去5年間、ファーウェイは端末開発に多大なリソースを投下してきた。業界のトレンドを先取りした16nmプロセスのKirin 950や、初めて2-in-1型Windowsデバイス、デュアルレンズのHUAWEI P9などで、成功を収めてきた」と振り返った(写真2)。

写真2●ファーウェイ コンシューマービジネスグループ CEOのリチャード・ユー氏
写真2●ファーウェイ コンシューマービジネスグループ CEOのリチャード・ユー氏
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 2016年上半期のファーウェイのコンシューマー事業については、「グローバルでの出荷台数が25%、スマートフォンの売上は41%、前年同期比で増加した。中価格帯のシェアを維持しつつ、500〜600ユーロの高価格帯端末の市場シェアも増加した」(ユー氏)と語り、プレミアムクラスの端末の好調ぶりをアピールした。

ミドルレンジの新シリーズ「HUAWEI nova」を発表

 新製品としては、ミドルレンジ価格帯のスマートフォン「HUAWEI nova」シリーズを発表した。5インチの「HUAWEI nova」と、5.5インチの「HUAWEI nova plus」の2モデルをラインアップする(写真3)。

写真3●HUAWEI nova
写真3●HUAWEI nova
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