2016年9月2日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで国際コンシューマー・エレクトロニクスショー「IFA 2016」が開幕する(写真1)。

写真1●IFA 2016が開催されるメッセ・ベルリン(ベルリン国際見本市会場)
写真1●IFA 2016が開催されるメッセ・ベルリン(ベルリン国際見本市会場)
(撮影:山口 健太)
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 主催者発表による2015年度の開催実績は、実質展示面積が15万平方メートル、出展者が1645社、来場者は24万人以上。期間中の受注総額は約43.5億ユーロに達したという。コンシューマー家電における世界最大の見本市と位置付けられている。

 2016年度は、B2Bに的を絞った展示エリアとして「IFA Global Markets」を新たに設置。見本市会場「STATION Berlin」にコンシューマー家電分野のサプライヤーや部品メーカー、ODM企業を集め、商談関係者のみに入場を絞ったイベントを9月4日から7日まで開催する。

今年もソニー、サムスンなどがプレスイベントを開催

 プレスカンファレンスは開幕2日前から始まる。8月31日には台湾エイサー、台湾ASUSTeK Computer、パナソニック、中国レノボが、9月1日には中国ファーウェイ、韓国サムスン電子、ソニー、Cerevo、中国ZTEが、それぞれ発表イベントを開催する。

 ソニーは9月1日午後1時(日本時間午後8時)のプレスカンファレンスで、CEO(最高経営責任者)の平井一夫氏が最新製品を発表する。IFAでは毎年、Xperiaシリーズのスマートフォンが発表されている。2016年2月に開催された「Mobile World Congress 2016」では今夏発売予定としていたイヤホン型デバイス「Xperia Ear」など、関連製品の最新情報も注目したい(写真2)。

写真2●ソニー(Sony UKのWebサイト http://www.sony.co.uk より)
写真2●ソニー(Sony UKのWebサイト http://www.sony.co.uk より)
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 韓国サムスン電子は、例年Galaxy Noteシリーズを発表してきた「UNPACKED」を米国で開催したこともあり、2016年はウエアラブル製品の発表イベント「Wearable Launch Event」を8月31日午後6時(日本時間9月1日午前1時)に開催する。ティザー広告ではスマートウオッチの「Gear」シリーズの最新モデルの発表を示唆している。ライブ動画も配信する(写真3)。

写真3●サムスンは「Gear S3」とみられるスマートウオッチなどを発表か(サムスンのモバイル製品Webサイト https://www.samsungmobilepress.com より)
写真3●サムスンは「Gear S3」とみられるスマートウオッチなどを発表か(サムスンのモバイル製品Webサイト https://www.samsungmobilepress.com より)
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