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Wi-Fiのウソとホントを実証

指向性アンテナは実際に狙った場所に電波を飛ばせるのか

厚田 大輔、嶋貫 有一=三井情報 2017/01/12 ITpro

 都心の駅前で立ち止まって上を見ると、ビルの屋上などに数々のアンテナに混ざってWi-Fi(無線LAN)用のアンテナが設置されていることがある。筆者が見た限りでは、Wi-Fi用アンテナは、特定の方向に向けて電波が飛ぶようにした「指向性アンテナ」が多いようだ。

 Wi-Fiのアクセスポイント(AP)につなぐアンテナには、いくつかの種類がある。家庭やオフィスでは、全方向に電波を放射するアンテナを内蔵したAPや、ポール型アンテナを搭載したAPを利用することが多い。こうしたアンテナは「無指向性アンテナ」と呼ばれる。一方、指向性アンテナは、屋外で特定のエリアをカバーしたい場合などに利用する。しかし、この2種類のアンテナのカバーエリアは、そんなにも違うものなのだろうか。

 これを試すため、三井情報のネットワークラボにシスコシステムズのAP「Aironet3802」とアンテナのセットを2種類用意した。写真1左は、Aironet3802とダイポールアンテナ「AIR-ANT2524DW-R」のセット(Aironet3802E)である。ダイポールアンテナは、アンテナを中心に円状に電波を放出するイメージだ。一般的なオフィスなどでも利用されることがある指向性の無いアンテナである。

 写真1右は、Aironet3802とパッチアンテナ「AIR-ANT2513P4M-N」のセット(Aironet3802P)である。パッチアンテナは指向性アンテナの一種で、アンテナの中心から左右上下に15度の範囲を軸として電波を放出するイメージだ。スタジアムなどで、高密度Wi-Fiを構築する際に利用することがある。

写真1●左が指向性のないダイポールアンテナ、右が指向性のあるパッチアンテナ
(撮影:三井情報 厚田 大輔、以下同じ)
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