米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト松村太郎が、現地シリコンバレー企業の代表格である米アップル(Apple)の動向を追う。アップルにまつわるニュースの読み解き方や、関連製品・サービスに関する独自の評価を交えながら、アップルの実像を明らかにする。
米国発! Appleニュースの読み解き方
目次
-
アップルのスマートスピーカーHomePodがいよいよ登場、優れた音楽体験を重視
米アップルはスマートスピーカー「HomePod」を2018年2月9日に発売する。対象地域は米国、英国、オーストラリアの英語圏3カ国。2017年6月の世界開発者会議「WWDC 2017」で発表したもので、当初は2017年12月の出荷予定だったが、延期を発表していた。
-
10周年を迎えたMacBook Air、その役割と今後
米アップルの「MacBook Air」は2008年1月15日の初代モデルの発表から10年を迎えた。ちょうど2017年がiPhoneの10周年だったことは記憶に新しいが、そのiPhoneと組み合わせて軽快に持ち運べる、Mac史上最も薄いノートPCを投入したのだ。
-
アップルがバッテリー問題で露呈した対話不足
米アップルは忙しい年末年始を過ごした。2017年12月2日から発生した「再起動問題」(通知バグ)に関して「iOS 11.2」を前倒して配信したほか、年末にはiOSが旧モデルのiPhoneのパフォーマンスに制限をかける機能が問題となった。
-
ラインアップ拡大が奏功、リスクはiPhone Xの製造問題
米アップルは2017年11月3日に「iPhone X」を発売し、iPhoneのラインアップが最大の規模に拡大した。「X」「8」「7」「6s」「SE」の5つのシリーズを展開し、価格もiPhone SEの349ドルからiPhone Xの999ドルまで広がった。
-
ディスプレイとカメラの評価が抜群に高いiPhone X
米アップルが2017年11月3日に発売した「iPhone X」は、有機ELディスプレイの採用をはじめ、10年間採用してきたホームボタンの廃止、指紋認証の「Touch ID」から顔認証の「Face ID」に変更と、同社にとって数多くの「初」を搭載した製品となった。
-
iPhone Xで注目の「Face ID」、認証方式の世代交代は起こるか
米アップルは、最新版のiPhone Xで、これまで5年間搭載してきた指紋認証「Touch ID」を顔認証「Face ID」に切り替えた。Face IDに一度触れてしまうと、こちらのほうが良いとしか思えなくなる。
-
iPhoneのiOS 11への更新、性能低下の理由にあらず
米アップルは「iPhone 8/8 Plus」の発売を目前に控えた2017年9月19日(米国時間)、iPhone/iPad向けOSの最新版「iOS 11」の配信を始めた。対応デバイスのユーザーは無料でダウンロードできる。
-
ハリケーン禍の米国で批判、なぜiPhoneはFMラジオを搭載しないのか
米国では2017年9月、立て続けでハリケーン襲来に見舞われた。もともとハリケーンシーズンではあったが、米国の大都市を襲うコースを通り、被害が拡大した。こうしたなか、米連邦通信委員会(FCC)はアップルに対して、ある方針を見直すよう促した。
-
Apple Watch Series 3だけで通信可能に、携帯電話会社にとって絶好の商機
2017年9月22日に、米アップルの秋の新製品群の第1弾となるiPhone 8、iPhone 8 Plus、Apple Watch Series 3、Apple TV 4Kが発売された。この中で注目すべきは、Apple Watch Series 3セルラーモデルの動向だ。
-
iPhone 8/iPhone Xでラインアップが30種から半減、その狙いとは?
米アップルは2017年9月12日(現地時間)に発表イベントを開催し、iPhoneシリーズを刷新した。今回は、アップルが2017年秋にそろえたiPhoneラインアップについて読み解く。
-
ホームボタン廃止のiPhone X、顔認証「Face ID」で次の10年を作れるか
米アップルは現地時間2017年9月12日(日本時間13日未明)、「iPhone X」などの新製品を発表した。iPhone 8の「派生モデル」と見ることもできるが、未来のiPhoneの姿を示す新機軸を盛り込んでいると筆者は考えた。
-
新型iPhone発表間近、有機EL採用で高まる「北朝鮮リスク」
米アップルは2017年9月12日(現地時間)にスペシャルイベントを開催するとメディア向けに案内した。日本時間では9月13日午前2時からになる。スペシャルイベントの主役は3機種といわれるiPhoneだ。
-
著名エディターアプリ開発者の苦悩、売り切りかアプリ内購読か
筆者はMacやiPadで、「Ulysses」というテキストエディターアプリを利用している。クラウド同期型でクロスプラットフォーム対応する。筆者にとっては必需品となっている。
-
Apple Musicの映像番組でウィル・スミス熱唱、アップルはTV業界を変えるか
米アップルは米国時間2017年8月8日に、映像番組「Carpool Karaoke(カープール・カラオケ)」の独占配信をスタートさせた。最初のゲストは俳優のウィル・スミスだった。
-
iPad復調? 好決算だったアップルの2017年第3四半期が示唆する3つのこと
米アップルは米国時間2017年8月1日、2017会計年度第3四半期(4~6月期)の決算を発表した。売上高454億ドル、1株当たりの利益は1.67ドルで、それぞれ7%、17%増となり、アナリストの予想を上回った。
-
「アップルの3つの国内工場」発言、トランプ大統領は米国生産を諦めない
Wall Street Journalに掲載されたトランプ大統領へのインタビューは驚きを持って受け止められた。「アップルのティム・クックCEOがアメリカに大規模な工場を3つ作る」と話したからだ。
-
アップルが中国にデータセンター開設、メッセージ開示要求にノーと言えるか
米アップルはクラウドサービスを提供するデータセンターを自前で用意している。同社はそんなデータセンターを中国に開設した。中国は米国に次ぐ第二の市場に成長しており、その中国にデータの拠点を置くことは確かに理にかなっている。しかしこのニュースから伝わってくる文脈は、合理性とは異なっていた。
-
iPhone 8では指紋センサーが廃止に? 顔認証に変わる可能性も
米アップルは毎年9月に新型iPhoneを発売する。今年は「iPhone10周年」という節目に当たり、特別なモデルが用意されるとの期待が高まっている。そのiPhoneについて、新しいセキュリティシステムを導入する可能性を指摘する報道がある。
-
カメラとしてのiPhoneを確固たるものにするiOS 11の進化
米アップルは「WWDC 2017」で発表したiPhone/iPad向けの次期ソフトウエア「iOS 11」のパブリックプレビュー版を公開した。あくまで自己責任で使う必要があるが、秋にリリースされるソフトウエア体験を先取りできる。
-
激化するクアルコムとの法廷闘争、アップルはチップ内製化で何を目指す?
米アップルは2017年6月19日(米国時間)、カリフォルニア州サンディエゴの連邦裁判所で、米クアルコム(Qualcomm)に対する訴訟を起こした。今回の訴訟は、合衆国憲法修正第1条(信教・表現の自由に関する条文)の侵害として起こされた。
日経クロステック Special
What's New
経営
- 経営の見える化を目指すマイナビの挑戦
- 「クラウド時代のあるべき運用」を熱く議論
- 大企業にもキントーンの導入が進む理由
- 製造業DX「データドリブン経営成功のシナリオとは」
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- オリックス銀行×富士通時田社長 特別鼎談
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- イノベーションの起爆剤
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化
- ServiceNowでDXを加速≫方法は
- SAPプロジェクトの全体像をいかに描くか