日本は世界的に見ても出版大国である。日本語で出版される書籍は翻訳書籍も含めて比較的多い。母国語による出版量は誇っていいレベルだ。

年間書籍出版量で面積比率を変えた地図
年間書籍出版量で面積比率を変えた地図
(出所=Worldmapper Copyright 2006 SASI Group (University of Sheffield) and Mark Newman (University of Michigan))
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 1年間に出版される書籍の数に合わせてその国の表示面積を変形させた世界地図を見ると、その事実があらためて理解できる。こうしてみると、日本の出版数が、ほかの国と比べてずいぶんと大きいとわかる。

 この地図は、英シェフィールド大学の研究グループと、米ミシガン大学のマーク・ニューマン教授が共同で運営するプロジェクト「Worldmapper」(外部リンク:Worldmapper)が製作したものだ。

 しかし、それでもなお、いくつかの分野においては、日本語での出版は驚くほど少ない。例えば私が専門としているサイバー戦争や無人機(ドローン)戦争に関しては、日本語書籍の種類は英語書籍の数十分の一といったところであろう。情報の流通が格段に進歩したとはいえ、日本語書籍だけに情報源を限ってしまうと、得られる情報はかなり制限される。

 海外の書籍の入手には、米国のアマゾン・ドット・コムで購入するのが手っ取り早い。米アマゾンのアカウント取得は、日本のアマゾン(Amazon.co.jp)にアカウントを持っていればさほど難しくないはずだ。登録画面は基本的に同じなので、英語が苦手でもグーグル機械翻訳を使う程度で突破できる。

 ただし、商品は海を越えて送られてくるので送料無料というわけにはいかない。そのつど3000円前後の送料がかかるため、ある程度まとめ買いをした方がよいだろう。

 例えば次いでにDVDやブルーレイのソフトを一緒に買うだけでも、かなりのお得感が得られる。これらは、米国では日本に比べて数分の一の値段で売られている。映像ソフトを買う場合は、自分が再生させたいプレーヤーで本当に再生できるかどうか、つまりリージョンが一致しているかの確認が必須になる。