暑さを乗り切るために扇風機が欲しいけれど、置き場所がないし電源確保も面倒。そんな場合に便利なのがUSB扇風機だ。文字通りUSBポートから電源を取る扇風機で、小型で2000円前後の安いものが多い。オフィスや自宅のちょっとした場所に置いて、夏を涼しく過ごせるアイテムだ。そんなUSB扇風機のなかから、店頭でよく見かける7機種を集めてみた。

USB扇風機は個性的な製品が多い。風量、サイズ、騒音、価格はバラバラだ。自分の使い方に合うものを選びたい
USB扇風機は個性的な製品が多い。風量、サイズ、騒音、価格はバラバラだ。自分の使い方に合うものを選びたい
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USB扇風機のポイントは風量と低騒音

 選ぶポイントは、まず作り出す風の強さ・風量だ。これはUSB3.0対応のものや、二重反転羽根を採用したタイプが有利になる。しかし実際に机の上に置いて使うと、それほど強力な風でなくても十分涼しい。風が強いと身体が冷えすぎてしまう。

 そこでまず自分の使い方を考えてみよう。自分のすぐそばに置いて使うなら風はそれほど強力でなくていい。ある程度離れた場所に置いて使うなら風が強力で遠くまで届きやすいものがいい。

 次は騒音だ。周囲の音が大きい店頭では分かりにくいが、USB扇風機は騒音が大きくて気になる製品が多い。ファンが回転するときの風切り音、モーター音のほか、自動首振り機能がある製品ではその動作音にも注意したい。

 そして使い勝手も重要だ。コンパクトなら机の上のちょっとしたスペースに置けるし、クリップ付きならつい立などに挟んで設置できて便利だ。自動的に左右を向いて風を送る自動首振り機能、上下にファンの向きを変える角度調整機能、ボタンやツマミで風量を調節できる機能もあると使いやすい。そして、価格も重要だ。2000円前後がメーンの価格帯になる。秋葉原や家電量販店の店頭でよく見かける7製品を集めて、こうした視点で比較してみた。

乾電池で駆動できる製品もある。ただし駆動時間はそれほど長くない。USB電源で使うのが基本だ
乾電池で駆動できる製品もある。ただし駆動時間はそれほど長くない。USB電源で使うのが基本だ
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