2016年9月5日から9月9日に公表された市場動向についてレポートする。IDC Japan「国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場予測」、IDC Japan「国内ストレージソフトウェア市場実績および予測」、IDC Japan「国内コピー/プリント関連市場およびページボリュームの動向」を取り上げる。
IDC Japanは2016年9月5日、国内のコピー/プリント関連機器の市場動向に関する調査結果を発表した。それによると、2015年のコピー/プリント関連機器の総売上額は前年比1.4%増の9234億円。2015年~2020年の年間平均成長率(CAGR)はマイナス1.4%と分析。2020年の市場規模を8624億円と予測した。
コピー/プリント関連市場におけるハードウェア別の動向も調査。レーザーMFP(Multi Function Peripheral/複合機)の市場規模が7020億円と、最も大きな比率を占めた。次いでインクジェット機器が911億円、レーザープリンターが750億円だった。
LFP(Large Format Printer)の市場規模は277億円。ラインプリンター/シリアルドットマトリックスプリンターは202億円、スキャナーは74億円だった。
2015年~2020年のCAGRについて、レーザーMFPはマイナス0.7%、レーザープリンターはマイナス6.7%、インクジェット機器をマイナス0.9%と予測。主要なハードウェア市場が全てマイナス成長になると予測した。
なお、コピー/プリント関連機器によって出力された総ページ数を示すページボリュームは、2015年に前年比0.9%増の3366億ページ。2015年~2020年のCAGRはマイナス2.0%で、2020年には3046億ページになるとする。