筆者がWindows 10にバージョンアップしたパソコン
筆者がWindows 10にバージョンアップしたパソコン
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 Windows 10の無償バージョンアップの期限が間近になってきた。Windows 95の登場以来、バージョンアップには早いうちに飛びついてきた筆者だが、Windows XPの登場以降は及び腰になっていた。

 そんな筆者がWindows 10に移行するかというと……。基本的に、「一も二もなく移行」というのが筆者の考え方だった。その理由は大きく三つある。

1、無償でバージョンアップできること
2、旧バージョン(Windows 7まで)とのUI(ユーザーインタフェース)の整合性が高いこと
3、動作が重くないこと

 筆者はパソコンを使って記事などを執筆するのが仕事であるため、壊れたときのために複数のノートパソコンを用意している。とはいえ、数年落ちのモデルを2~3万円台で購入しているので、大きな負担ではない。最新機種ではないので、動作が軽快ではない場合もある。

 無償バージョンアップができるということで、バックアップとして使っているノートパソコンのうち1台(32ビットのWindows 7搭載モデル)をバージョンアップしてみることにした。動作は安定しているのか、普段使っているアプリは使えるのか、検証してみないことにはメインマシンに入れることはできない。

 筆者は基本的にWindows 8.1を使っていない。ノートパソコンで試してみたときに、その使い勝手の悪さにへきえきしたためだ。筆者はWindowsの各機能やアプリを呼び出す際に、頻繁にWindowsキーを使ってスタートメニューを開くクセがある。Windows 8.1ではXPからの伝統的なスタートメニューがなくなったことから、Windowsキーを押すたびにストレスを感じてしまう。

 その点、Windows 10は何の違和感もなく使えるのがいい。Windows 7までの「スタートメニュー」とWindows 8.1の「モダンUI」がうまく融合されているため、Windows 7ユーザーはもちろん、Windows 8.1に慣れたユーザーもすんなり移行できるのではないだろうか。

 動作も決して重くない。Windows 7がストレスなく動くパソコンなら、そのまま問題なく動作するという印象だ。