Windows 7/8.1からWindows 10への無償バージョンアップ期間が2016年7月30日（日本時間）に終了する。Windows 10は、起動時間の短さ、セキュリティ対策機能、使い勝手など、複数の点で旧OSに勝っている。
しかし現時点でも、使い慣れたOSがいいと考えるユーザーや、移行すべきかどうか迷っているユーザーもいるはずだ。
そこで、IT関連のコラムや連載を執筆している識者に、実際のところWindows 10にするのか（移行派）、Windows 7/8.1のまま使うのか（残留派）、本音を聞いた。
メインのノートパソコンはWindows10にバージョンアップ済みだ。筆者が勤務する国立天文台のネットワーク運用システムを管理するためのパソコン、そして趣味のフライトシミュレーターをインストールしているパソコンは、Windows 7のままである。
Windows 7で何も不自由がなかったので、当初はWindows 10に移行するつもりはありませんでした。日本マイクロソフトから頻繁に、Windows 10への移行を促すお知らせが届くようになっても、かたくなに無視していました。
僕は、普段使っているパソコンを全てWindows 10にそろえている。そもそもWindows 8.1に比べて、Windows 10が劣る箇所が一つも見当たらないので、バージョンアップしない理由が見つからないのだ。
Windows 10の無償バージョンアップの期限が間近になってきた。Windows 95の登場以来、バージョンアップには早いうちに飛びついてきた筆者だが、Windows XPの登場以降は及び腰になっていた。
もうそろそろ四半世紀前の昔話となるのだが、私はかつてパソコン雑誌の編集部で働いていた。MS-DOSバージョン5が登場していた時期だったが、編集部の練達パソコンユーザーらの中には、頑なにバージョン2を使い続ける者もいた。理由を尋ねると「ウイスキーとDOSは古いほど良い」。