無線LANインフラを導入するには、やみくもにアクセスポイント(AP)を置けばいいというものではない。無線LANを利用できるようにするための電波環境設計をきちんと実施することが重要だ。その過程で、現地の状況を調査する段階に当たるのが「サイトサーベイ」(site survey)である。日本語にすると「実地調査」という意味になる。無線LAN構築時にはぜひぜひ実施してほしい。
連載
無線LANサイトサーベイ入門
電波を調べてきちんと構築
目次
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無線LAN運用開始後の確認ポイントを把握しよう
無線LANインフラをいったん構築すれば、あとは何もしなくていいと思っていないだろうか。その考えは誤りだ。実際には、無線LAN構築後も状況は刻々と変化するため、「つながらない」「通信速度が遅い」といった不具合が起こる可能性がある。そうした不具合をいち早く見つけて対処するためには定期的な点検が重要だ。
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無線LANの電波を実際に測ってみよう
ではサイトサーベイの手順を説明していこう。サイトサーベイの1番目のステップは目視確認だ。フロアレイアウト、天井やキャビネットの高さ、壁などの材質、机上検討したAPの想定設置位置などを目視確認し、必要に応じてメジャーなどで測定する。これにより、APのだいたいの電波到達範囲を推定する。
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無線LANサイトサーベイの大まかな流れを知ろう
無線LANインフラを導入するには、やみくもにアクセスポイント(AP)を置けばいいというものではない。無線LANを利用できるようにするための電波環境設計をきちんと実施することが重要だ。その過程で、現地の状況を調査する段階に当たるのが「サイトサーベイ」(site survey)である。日本語にすると「…
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