iPhoneを、メールやSNSをチェックするくらいにしか使っていない人が多いのではないだろうか。しかしその機能をしっかり活用すれば、仕事のスピードを格段に向上させることができる。今回は、そのノウハウをまとめた短期集中連載をお届けしよう。iPhoneが標準で搭載している機能や標準アプリを軸にするので、誰でもすぐに試せるはずだ。

 今回のテーマは、予定管理だ。その昔、僕は紙の手帳の本も執筆していたのだが、2000年から全てデジタルに切り替えた。

 僕は毎日数件ずつ予定が入っていると、その全ては覚えきれない。待ち合わせ場所、担当者の名前、時間などの情報のうち、いくつかうろ覚えになったり、すっぱり忘れてしまっていたりする。忙しく移動しているときに、うっかり訪問先の担当者の名前や内線番号を忘れてあたふたした経験は誰しもあるはず。恥ずかしながら、僕はしょっちゅうある。

 色々考えた結果、情報をiPhoneの標準アプリ「カレンダー」に集約しておくことを思いついた。カレンダーにまとめておけば、いざというときに参照するのがとても楽だ。受付で訪問する担当者の部署やフルネームを尋ねられても、カレンダーさえ見ればすぐに答えられるので、恥ずかしい思いをせずにすむ。

 ということで、予定に関するあらゆる情報をカレンダーにまとめて記載する方法を紹介しよう。日時や場所を記載した予定情報は、メールから簡単にイベントを作成できる。始めて会う相手に、そうした書式で予定データを送っておくと、重宝がられるだろう。

メールに日付があると自動的に認識され、リンクになる点に注目。こうした書式だとイベントの作成が簡単だ。
メールに日付があると自動的に認識され、リンクになる点に注目。こうした書式だとイベントの作成が簡単だ。
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日付をタップしてこのポップアップが開いたら、「イベントを作成」をタップする。
日付をタップしてこのポップアップが開いたら、「イベントを作成」をタップする。
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スケジュールが半分完成するので、内容を入力すればいい。
スケジュールが半分完成するので、内容を入力すればいい。
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