「LINE」に代表される個人利用のチャットソフトが業務でも使われるようになり、新たなリスクが生まれている。システム管理者が社員の投稿を把握できず、内容の監査や機密情報の漏洩防止などの対策が取れないからだ。そこでLINEに代わる「ビジネスチャット」を導入して、IT管理と現場力向上の両立に取り組む企業が出てきた。最新の導入事例を紹介する。
連載
働き方改革はビジネスチャットから
メール代替からチャットボット自動化まで
目次
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チャット導入事例2:商品陳列ノウハウ共有、法律相談、外食店と食材生産者の交流
スタッフブリッジ、ファースト法律事務所、エー・ピーカンパニー
アパレル向け人材派遣や店舗運営受託で成長するスタッフブリッジはオフィス勤務の社員に加え、店舗で販売業務に携わる契約社員やアルバイト、パート従業員を対象にチャットを導入した。採用したのはL is Bの「direct」で、個人のスマホにアプリをダウンロードして利用してもらうBYODでの利用になる。
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チャット導入事例1:売れ筋情報共有、ボットでサーバー監視、中古車鑑定ノウハウ共有
ポーラ、グリー、カークレド
化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングスで中核ブランド「POLA」を展開するポーラは2015年にビジネスチャットを導入した。導入対象となる社員は、販売を担当するエリア統括部や一部本社部門など500人規模で、クラウド型で提供されるキングソフトの「WowTalk」を導入した。大きな目的の一つが、売…
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チャットの効果的な活用法──無駄なメッセージ閲覧を減らし、チャットボットで業務自動化
チャットを効果的に活用するには、従来のメール文化にこだわらず、チャットの良さを生かせるような活用がポイントになる。ベンダーの意見をまとめると、お薦めの利用方法は、(1)要件から会話を始めるなど投稿を簡潔にする、(2)招待する人を限定してお互いに無駄なメッセージ閲覧を減らす、(3)会議室などのタイト…
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なぜチャットが働き方を変えるのか──「会話感覚」が情報共有を密にする
「社内コミュニケーションの主力は、電子メールからチャットに移行した。いまや当社では、チャットが止まると日常業務も止まってしまう状態だ」。IT大手のグリーはグループの全社員を対象にビジネスチャットを導入している。同じく全社員が利用する電子メールと比べても、仕事での「依存度」はビジネスチャットが上回っ…
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