自宅や店舗に設置して、撮影した映像を外出先から確認したり、遠隔操作したりできるネットワークカメラ。無線LANへの対応が進み、外出先からスマートフォンで操作できる製品が増えている。

 各メーカーが2016年になって提供を始めた最新機種は、クラウド録画機能やセンサー機能が充実。家族やペットの様子を見たり、室内に異変がないかを調べたりする「自宅警備」に最適だ。

 ネットギアジャパンの「Arlo Q(VMC3040)」は、撮影した動画や写真をクラウド上のオンラインストレージサービスに保存できるネットワークカメラだ。最大1920×1080ドット(フルHD)で録画できるので、画質が良い。赤外線LEDを登載しており、暗い場所や夜間の撮影に強い。

 Arlo Qは、通信機能としては無線LANのみに対応する。「Arlo Q Plus(VMC3040S)」は主要機能がほぼ同じ製品だが、有線LANにも対応するのが特徴だ。

「VMC3040」(ネットギアジャパン)は、フルHD対応のネットワークカメラ。価格は2万3000円。有線LAN対応モデル「MC3040S」(2万5000円)もある。
「VMC3040」(ネットギアジャパン)は、フルHD対応のネットワークカメラ。価格は2万3000円。有線LAN対応モデル「MC3040S」(2万5000円)もある。
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 Arlo Qの本体サイズは幅70×奥行き71×高さ114mmと小さく、重量は168gと軽い。カメラ部分は小型だが、台座は取り外せない。台座には強力な磁石が組み込まれているので、金属面に固定しやすい。壁掛用の器具やねじも付属しており、壁や天井にも取り付けられる。カメラ部分は自由に動かせるので、設置後に撮影の範囲を変えやすい。

左側側面には通話用のスピーカーを備える。
左側側面には通話用のスピーカーを備える。
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台座は取り外せない。カメラ部分が自由に動かせるので、向きは調節しやすい。
台座は取り外せない。カメラ部分が自由に動かせるので、向きは調節しやすい。
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右側側面には無線LANの接続に使う「Sync」ボタンとリセットボタン、電源に接続するためのmicroUSB端子を装備する。
右側側面には無線LANの接続に使う「Sync」ボタンとリセットボタン、電源に接続するためのmicroUSB端子を装備する。
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