ネット動画が急速に普及する中、大量かつ高品質な動画を作る手段の需要が高まっている。職人の経験と勘、人海戦術に頼るのはもう限界。データとITを駆使したネット動画製作の最前線を追った。
連載
動画テック最前線
目次
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AI使い月産1万本体制を、サイバーエージェントの動画テック
インターネット広告大手のサイバーエージェントが現在、力を注いでいるのが動画広告だ。同社は2016年3月、AI(人工知能)などを活用して動画広告を大量生産する仕組みを導入した。同社グループ3社の制作人員100人による当面の目標は月産3000本。早期に月産1万本に引き上げる。
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「生産管理システム」で動画作りを工業化、Crevoの動画テック
動画の制作工程を整理、分解し、専門家による分業体制を構築。ITを使って情報とプロセスを共有し、工業製品のようにネット動画を作る。こんな動画の「生産管理システム」を築いたのが、2012年設立の動画制作支援ベンチャーのCrevoだ。
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受ける動画、データ駆使して浮き彫りに、Viibarの動画テック
「受けるネット動画には『法則』がある。大量の動画データから法則を見つけ出して、受ける動画を狙って作る方法論を構築した」。こう語るのは、動画制作支援ベンチャー、Viibar(ビーバー)の小野敬明マーケティングマネージャーだ。