筆者は2015年9月、56歳で誰もが知る大企業A社を辞職し、57歳で就職活動を開始した。そして見事転職に成功。本コラムはITエンジニアである筆者が実際に体験した中高年の就活の実情や、筆者の就活プロセスを全て公開し、次を考えるITエンジニアの役に立ってほしいとの思いでつづったものだ。
実録・大企業去るITエンジニア、中高年の転職
目次
-
そしてシニアが転職したらどうなったか? 転職後の経験
これまで5回に渡り、筆者のシニアの就活のほぼ全てを公開してきた。今回は筆者が転職した小企業であるN社に入社後に経験した話、例えば現場のIT活用、ワークスタイル、役に立った過去の経験などを述べて最終回としたい。
-
シニア就活の心得と実際のアクションその4:心構え、そして就活に必要な様々なこと
これまで筆者の就活で経験してきたこと、実践してきた主な内容について述べてきた。今回は就活に関して大きなテーマで書ききれなかった筆者自身の体験、筆者以外に就活を乗り越えてきた方々の話などを交えて、就活者の心構え、筆者が就活している方々を支援させてもらって気付いたこと、心掛けたいことなどを紹介する。
-
シニア就活の心得と実際のアクションその3:覚悟、そして過去のトラブルを振り返る
筆者は工夫を凝らした就活でどうにか自分の希望に合致した会社に転職できた。しかし実態はそう簡単な話ではない。中高年の就活の現実は本当に厳しい。もちろん中高年を受け入れる環境が良くないこともあるが、就活者自身の問題もある。今勤めている会社を本当に辞めるべきか、特に転職の目的を熟慮して明確にした上で決断…
-
シニア就活の心得と実際のアクションその2:収支計画表作成、80歳までの支出を洗い出す
シニアの就活は、転職活動が第一だが、同時に生活に関することも合わせて考えなければならない。特にこれからの時代、少子高齢化が進むことで年金支給時期の繰り上げ、減額もありそうで老後の先行きが見えない。そのため筆者は、転職活動と同時に、自分は80歳まで生きると想定し、それまでの生活にかかる費用を表にまと…
-
シニア就活の心得と実際のアクションその1:行動計画書を作成、“ツテ”を活用
2015年9月末にA社を辞職し、いよいよシニアの就活の開始である。筆者は57歳という再就職には不利な年齢であることに加え、転職確実な縁故もない。就活が厳しいものになることはある程度は覚悟していた。実際、年齢が高くなればなるほど中堅企業の正規雇用の機会は一気に少なくなる。いざ自分がそうした立場に置か…
-
定年まであと3年、私が大企業A社部長職をなげうったわけ
筆者は日本を代表する製造業の大手企業(以下、A社)に部長職として勤務していたが、2015年6月、漠然と転職を考え始め、同年9月に辞職した。翌10月は筆者57歳の誕生日である。A社で部長職と言えば世間的には勝ち組と言われる。その地位をなげうって、年齢的に再就職が不利なことを承知の上で辞職し、就職活動…
日経クロステック Special
What's New
経営
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- DXを成功に導くITインフラとは?
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- 地域創生で重要になる「事業化」の視点とは
- ERPプロジェクト≫IT人財の必須条件は
- 先進都市対談>生成AIは行政DXの切札?
- 多様化する地域の課題解決に向けて議論
- 地域×テクノロジーでミライを共創する
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- 役所文化の変革!奈良市のデジタル市役所
- イノベーションの起爆剤
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- 石戸氏に聞く。生成AIを教育で使うには
- 東芝が描くDXの道筋とその先の未来とは
- 次世代技術をもっとリアルに体感したいなら
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- ファンケルの躍進を支えたMAの徹底活用術
- 経営戦略と連動したシステムのあるべき姿
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化
- ServiceNowでDXを加速≫方法は