センサーだけでなく、スマートメーター、ネットワークカメラ、そして車まで、これまでJavaScriptを使ったデバイス連携の方法をいくつも紹介してきた。まだまだ紹介したいデバイスがいくつもあるので、その代表的なものを今回は紹介していく。

ロボットアーム

 ロボットアームと言うと、工場で使われるような大きなものを想像するのではないだろうか。しかし近年の「ロボットブーム」もあり、主に教育・研究用として身近に扱える安価なロボットアームが登場している。アールティが2017年1月下旬に発売したロボットアーム「Raspberry Pi Gibbon」は5万円弱だ。

アールティのロボットアーム「Raspberry Pi Gibbon」
アールティのロボットアーム「Raspberry Pi Gibbon」
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 ロボットアームとしては安く、試しやすい。この製品はRaspberry Piで制御する。デバイスドライバーも用意されているため、Node.jsを使って制御できるだろう。原稿執筆時点ではまだ、この製品を入手できていないが、入手でき次第、Node.jsを使ったアームの制御にチャレンジする予定だ。

WebUSB

 WebUSBとは、Web標準化団体にて現在提案されているUSBのAPIだ。ブラウザーから直接、JavaScriptを使ってUSBデバイスにアクセスできる。すでにChromeに一部の機能が実験的に実装されており、試すことが可能だ。

 以前紹介したWeb MIDI APIは、USB経由でMIDI機器を扱えた。WebUSBはさらにローレベルなAPIで、基本的に多くのUSBデバイスを扱える。