Raspberry Piで動くロボット「ラピロ」を使った癒やし系ロボットです(図1)。会話をして楽しむことができます。

図1●癒やし系ロボット
図1●癒やし系ロボット

 音声認識にはJuliusというソフトを利用します。マイク入力を常時監視し、人が1フレーズをしゃべり終えると、言葉を認識します。前へならえ、直れといった指示をすると、ロボットがその動きを実行します。

 知識データベースを備えていて、例えば「初代内閣総理大臣は?」と聞くとすぐに「伊藤博文です」と答えてくれます。難しい質問については、NTTドコモのWebサービスに問い合わせて、その回答をしゃべります。

 ラピロの頭頂部の裏に取り付けられるRaspberry Piのカメラモジュールで、ボード上の文字を認識し、読み上げる機能もあります。「本は読めるかな?」と声をかけると、この機能が動き出します。マイクは頭の後ろ、スピーカーは耳の部分に取り付けています。

 ソフトはすべてC/C++で記述し、パソコン教室の教材にしています。実際に動かしている動画をWebサイトで見られます。