ペットの排せつをLEDやアラーム音で通知するぬいぐるみ型ロボットです(図1)。ペット用トイレの横に置き、においセンサーで排せつを検知し、取り付けたカメラで大か小かを判別します。Bluetooth Low Energy(BLE)対応モジュールを装着して、スマートフォンにも通知を送ります。尻尾をモーターで動かす機能もあり、排せつ物の方向を向いて尻尾を振ります。

図1●ペットの排せつをLEDや音声で知らせるロボット(アイデア作品)
図1●ペットの排せつをLEDや音声で知らせるロボット(アイデア作品)
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 システムの概要は図2の通り。目に付けるLEDは赤色と青色の2色を使い、大か小かが分かるようにします。Raspberry Piはにおいセンサーとブザー、モータードライバなどを制御します。BLEモジュールはシリアル通信(UART)で制御します。

図2●システムの概要
図2●システムの概要
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 このロボットと連動するトイレも開発する予定です。トイレのボタンを押すと、上段のメッシュ板がゆっくりと傾き、排せつ物を下に落としてくれます。このボタンはペットが去ったから15分後に、ぬいぐるみ型ロボットが自動で押してくれます。その分掃除が少しだけ楽になります。

 Raspberry Piやセンサーは実際のぬいぐるみに組み込むので、ロボットはペットの遊び相手にもなります。