ソニーのCIO(最高情報責任者)としてIT部門を経営に資する組織へと変革した著者は、多くの企業で弱体化し経営や事業部門から省みられなくなったIT部門の現状に警鐘を鳴らす。ビジネスのデジタル化、つまりデジタルビジネスの成否が企業の将来を決める時代に、IT部門が今のままでは日本企業はグローバル競争で必ず負ける。

 そんな危機感からIT部門の再生・変革に向け、著者の技術者、そしてCIOとしての経験や知見の全てを語り尽くす書籍を出版した。今回の特集では、その書籍の中から「経営者にCIO(あるいはIT部門)が言うべき五つのこと」を紹介する。ITを分からない経営者に喝!