MOLジャパンの10.1型タブレット「TW2A-73Z9」は「ONKYO」ブランドの直販モデル。OSにWindows 10、CPUにAtomを採用し、3万7800円とリーズナブルな価格が魅力的なマシンである。

 基本性能はCPUがAtom x5-Z8300、メモリー2GB、ストレージはeMMC 64GBと5万円以下の低価格タブレットの定番だが、装備面ではライバル機をリードする部分も多い。USBは2.0と3.0を備え、サイズはどちらもフルサイズ(Type A)となっており、microUSBが多い同クラスの機種では珍しい。無線LANは高級タブレットの主流であるIEEE 802.11acに対応している。低価格機ではAndroidタブレットやiPadといったライバルも多いが、OfficeなどのWindowsのソフトウエアがネイティブで動作することや、周辺機器の対応などアドバンテージがある。10.1型という画面サイズは、デスクトップでの細かいポインティング操作をタッチで行うにも無理が無い大きさである。

 ONKYOというとオーディオ機器をイメージする人も多いと思うが、ネットブックなどのころからリーズナブルなマシンを数多く提供しているメーカーだ。今回の「TW2A-73Z9」マシンパワーではCore M系CPUを搭載した高級機には及ばないが、サブのマシンとしては装備も価格も手ごろだ。ボディーのデザインや携帯性、使い勝手をチェックしていきたい。

「ONKYO」ブランドの10.1型タブレット「TW2A-73Z9」。直販価格は税込み3万7800円。
「ONKYO」ブランドの10.1型タブレット「TW2A-73Z9」。直販価格は税込み3万7800円。
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ONKYO TW2A-73Z9の主な仕様
CPUAtom x5-Z8300(1.44GHz)
メモリー2GB
ストレージeMMC 64GB
液晶10.1型(1280×800ドット)
本体サイズ幅254×奥行き165×高さ10.5mm
重さ640g
バッテリー駆動時間9.5時間(JEITA2.0)
主なインタフェースUSB 2.0×1、USB 3.0×1、無線LAN(IEEE 802.11ac)、
Bluetooth 4.1、microSDメモリーカード、Micro HDMI
OSWindows 10 Home 32ビット
直販価格3万7800円(税込)