Windows 7/8.1ユーザー向けに最新OSであるWindows 10を無償で提供するという、ある意味「太っ腹」なマイクロソフトのサービス。このサービスは今月(7月)の29日に終了する。みなさんはどう対応しているだろうか。
無償アップグレード終了まであと半月切った、さあどうするか!?
このアップデート、最近になって「このPCは○月○日にアップグレードされます」などという強引とも思えるメッセージで世間を賑わせた。ゆくゆくはWindows Updateで強制的にアップデートされる、などという噂も以前あったりして、数々の批判からか、今はキャンセルする選択肢が表示されるようになっている。
この7月になって、ちょっとだけITに詳しい筆者に「もうしばらく使い慣れたWindowsを使いたい、でも、無償アップグレードの恩恵は受けたい、どうすればいい?」などと相談を持ちかけてくる知り合いがちらほら。なお、こうした質問を投げかけるのは、Windows 7のユーザーが多い。なぜなら8.1はタイル画面とデスクトップ画面の2本立てが結構使いづらいので、8.1ユーザーはさっさと10にアップグレードしている場合が多いのだ。
そうした7ユーザーには、別の観点で10へのアップグレードをお勧めしている。マイクロソフトの「Windows 7 メインストリーム サポート終了のお知らせ」ページを見ても分かる通り、7のメインストリームサポートは既に2015年1月13日に終了している。バグやセキュリティ更新などの延長サポートは2020年1月14日までだが、実質「終わっている」OSを使い続けるリスクは高い。
使い続けられるし、無償アップグレードも得られるワザ
ところでこのサービスは、提供開始が2015年の7月29日、そこから1年間という期間限定だ。あともう少し、というところで、焦っている人もいるだろう。もしかしたらもう諦めてしまっている人もいるかもしれない。
そこで、今月29日の終了までにやっておける方法を提案しよう。それは、サービス終了までにPCをいったんWindows 10にアップグレードして、すぐに元に戻す方法だ。アップグレード作業によりライセンス認証も行われる。認証では、ハード固有の情報とプロダクトキーがマイクロソフト側に保存される。以後、同じPCからはプロダクトキー不要でWindows 10をインストールできる、というわけだ。