最近はIoT(インターネット・オブ・シングズ)に一番興味がある。本コラムでは、IoTを母の介護に生かすといった取り組みを書いてきたが、生活をより効率的にすることにも活用したいと考えている。そうしたIoT機器の一つが、Amazon Dash Button(以下、Dash Button)だ。

 Dash Buttonは、ワンプッシュで商品を注文できるボタン型のデバイス(公式サイト)。日用品、食品/飲料、ビューティ、ペット商品、ベビー用品などの購入向けに40種類あまりが発売されている。価格は500円(税込み)だが、Dash Buttonを通じた注文の初回時に500円が差し引かれるので実質無料だ。なお、Dash Buttonは、配送特典などを利用できる「Amazonプライム会員」限定である。

Amazon Dash Buttonの紹介ページ
Amazon Dash Buttonの紹介ページ
(出所:Amazon.com)
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 飲料水や洗剤、コーヒーなどを登録して冷蔵庫や食器棚、洗濯機の脇などに貼れば準備完了。登録した商品が残り少なくなったら、ボタンを押すだけで商品が届く。

筆者所有のDash Button。「レノア」(柔軟剤)の場合、30種類あまりの商品の中からひとつ選んだものをワンプッシュで注文できる。本体の周りの黒いプラスチックは、ボタンをフックなどに掛けて使うためのアダプター。貼り付けるときは取り外して使う
筆者所有のDash Button。「レノア」(柔軟剤)の場合、30種類あまりの商品の中からひとつ選んだものをワンプッシュで注文できる。本体の周りの黒いプラスチックは、ボタンをフックなどに掛けて使うためのアダプター。貼り付けるときは取り外して使う
(撮影:青木 恵美)
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 筆者もDash Buttonに並々ならぬ興味を持ち、割と早い時期にDash Buttonをいくつか購入したのたが、常用するには至らずほぼ半年も放置してしまった。今回は、このデバイスを使い続ける気にならなかった理由と、将来どうなったらまた使いたくなるかを考えてみたい。