筆者は、さまざまなモバイル機器やパソコン機器を自腹で試している。それらが不要になったら、ネットオークションで出品して、落札代金を新しい機器の購入費用に充てている。よく利用するネットオークションは、ヤフーの「ヤフオク!」(以下、ヤフオク)だ。

「ヤフオク!」のトップページ
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(出所:ヤフー)
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 オークションへの出品は、基本的に「使い古し」を譲るということ(もちろん新品を出品する場合もあるが)。商品の説明はもちろん、状態の説明にもすごく気を使う。そして、出品した商品が落札され、実際に取り引きが始まると、行き違いや思い違いがないよう、丁寧にメッセージをやりとりするようにしている。

 例えば、落札者には落札費用と商品送料をきちんと伝えて、不足分がないよう振り込んでもらうようにする。「送料は○○円になります。合計○○円をお振り込みください」といった感じだ。入金確認後、商品を発送したら「入金を確認したので商品をお送りしました、宅配便の伝票番号は○○です」と伝える。伝票番号まで伝えた方が、相手も安心感を得られるからだ。もちろん落札者も、漏れのない送付先情報、入金方法や入金のタイミング、配送の際の希望(曜日や時間指定、局留めなど)などをきちんと伝える必要がある。

 このようにやりとりするメッセージは、過去の出品時に得たノウハウや、自分が落札する際にもらったメッセージにあった「いいな」と思った言い回しを基に自分で作成した「ひな形」をベースにしている。

 しかし、慎重に慎重を重ねてやりとりをしたつもりでも、ちょっとした行き違いが起こることもまれにある。たまたま何回かそうした事態が重なると、精神的にまいってしまうこともある。そのため、「オークションは、気持ちに余裕があって、気力も体力もあるときに」と思っている。最近は、母の介護などに気力を奪われることが多く、しばらくオークションに手がつかなかった。だが不要物が溜まり、早めに売却したしたほうが良さそうな状況になってきたため、重い腰を上げてヤフオクへの出品を再開した。