この特集では、試合結果のスコアボードにあるデータをExcelで集計し、どんなことが分かるか考えてきた。最終回は、よく耳にする「野球のセオリー」は本当なのかを考察してみよう。
野球のセオリーというと、よく耳にするのは「エラーをしたほうが負ける」というもの。プロ野球のスコアボードには、試合中のエラーの数も表示されている。そこで、この「エラーをしたチームが負ける」という野球のセオリーが本当かどうかを、阪神タイガースのデータからみてみよう。
ホームとビジター、エラーが多いのは?
エラーとなるプレーは、選手にとって大変悔しいものだろう。プロ野球の試合では、一体どれくらいのエラーがあるのだろうか。また、ホームゲームとビジターゲームでのエラー数に違いはあるのだろうか。
そこで、勝敗とホーム/ビジター別に、阪神タイガースが犯したエラー数の合計を算出してみる(画面1)。
今回も、これまで作成してきたExcelファイルに、「エラー」という名前の新規ワークシートを追加し、画面2のような見出しを入力しておこう。