スマートフォンが普及した現在では「スマホがあるからパソコンはいらない」という人も多いかもしれない。確かにWeb、電子書籍の閲覧、メールやSNSの読み書き程度ならスマートフォンの方が手軽で携帯性も高い。

 しかし、いざ何かをしようというときに「やっぱりWindowsパソコンがないとダメだ」と感じる人も少なくはないはず。動画や画像の加工、編集など高いマシンスペックを要する作業はもちろんなのだが、Office書類やPDFの作成といったビジネス用途、ハガキやポスター作りといった、ちょっとしたアウトプット作業もパソコンの方が向いている。

 そのほか、Webで個人情報の登録や申し込み、予約などをする際にスマートフォン向けのサイトが無い場合もまだあるので、そういった作業もPCの方が便利という事もある。スマートフォンをメインで使っていても、バックアップとしてWindowsマシンがあると便利だ。

 いざ購入。仕事や趣味の予算は青天井という人は別として、気になるのが予算だ。2016年の春モデルでは10万円を超える機種も多く、もちろん性能も高い。ゲームや動画、3次元データの編集などを行うハイエンドモデルとなると20万円以上の機種もあり、携帯性を重視した超軽量・高性能のタブレットでも10万円台はざらだ。スマートフォンのバックアップやライトユースが目的のユーザーにはいささか高価で、性能面でもオーバースペックという事もある。

 そこで今回は予算2万~6万円で購入できるWindows 10パソコンをチェックしてみたい。

2万円台から購入できるスティック型PC。すでに持っている家庭用テレビをモニターとして利用し、キーボードやマウスも無線やUSB対応のものなら流用できる。
2万円台から購入できるスティック型PC。すでに持っている家庭用テレビをモニターとして利用し、キーボードやマウスも無線やUSB対応のものなら流用できる。
(出所:マウスコンピューター)
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